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解決事例

ホスラブへの開示請求により、投稿者から300万円の支払いを得た事例

タイミング 投稿がされてから一週間以内
事件の概要 ご依頼者は、インターネット上の掲示板ホストラブ(通称ホスラブ)にて事実無根の投稿がなされたため、投稿者に対し、謝罪と損害賠償を求めるべく、当事務所への相談に至った。
結果 発信者情報開示命令申立手続を行い、契約者(投稿者)を特定できる直前まで行ったところで相手方代理人から連絡があり、匿名での示談を希望とのことで、投稿者は投稿の事実を認めるとともに謝罪し、投稿者から金300万円の支払いを受け、本件は解決した。

投稿者名を秘匿し、匿名での和解を前提として、相場よりも高額な示談金での和解が成立した事例

300万円

弁護士から一言

今回のご相談は、投稿の内容が事実に反しており、社会的評価を低下させることが明らかであってまず間違いなく開示請求は認められるであろう事案であったこと、投稿日時から数日しか経過していなかった時点でのご相談であったことに鑑み、早急に発信者情報開示命令申立の手続を採りました。

実際に投稿者が特定されたのは、ご依頼から約4か月経過した時でした。もしかしたら、ログ保存期間との関係により、投稿者が特定できなかったことを想定すれば、アクセスプロバイダ(MVNO含む)に、適宜任意でログ保存の依頼を求めることも場合によっては必要であると思われます。

裏を返せば、投稿日時から3か月以上経過していて、そこから投稿者を特定して、損害賠償を求めたいというような場合には、ログの保存期間が経過していて、投稿者を特定できない事態になる可能性は十分にありますので、そういったリスクについても受任前にご説明しています。

 

 

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