傷害罪での刑事告訴が受理された事例
事件の概要及び罪名 | 加害者から顔面に複数回の手拳による暴行を加えられ、鼻骨骨折、顔面打撲傷など全治約1か月のケガを負い、傷害罪で刑事告訴をした |
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結果 | 告訴受理 |
略式起訴により罰金刑
約30万円
事案の概要
ご依頼者は、加害者から顔面に複数回の手拳による暴行を加えられ、鼻骨骨折、顔面打撲傷など全治約1か月のケガを負った。
ご依頼者は、加害者に対する速やかな刑事処分を求めるため、当事務所に相談に至った。
※プライバシー保護のため、内容の一部を加工しています。
対応と結果
当弁護士は、ご依頼者から、加害者によって暴行を加えられた経緯やその後の治療状況、また加害者に対する処罰感情を聴取した。
ご依頼者の意向としては示談には一切応じない、金銭の問題ではなく行った行為に対してきちんと刑罰を受けさせたいという強い意向であった。
これらを踏まえ、当弁護士は、告訴状を作成のうえ、警察署に提出し、これが受理された。
なお、後日検察官から、加害者を起訴したとの通知があった(略式による罰金刑)。
弁護士から一言
本件では、ご依頼者が詳細に経緯を覚えていたこと、ケガを負った直後に警察に電話し通報履歴が残っていたこと及びすぐに病院に行っていたため通院履歴が残っていたことに加え、被害後比較的すぐに当事務所にご相談いただけたため、その後当職からの指示に基づき、治療の経過を毎日写真で撮影していたこと、その他被害後のLINEにおける加害者とのやり取りでうまく供述を引き出せたことで、証拠関係が堅く、警察対応もスムーズで迅速な解決に至った事案といえます。
そのため、受任してから約1週間で告訴状を受理してもらうことができました。
本件のように暴行や傷害といった刑事事件は、客観的な証拠が必要不可欠となります。
こうした被害に遭われた方は弁護士や警察に相談することをお勧めします。勿論ご自身でも被害届や刑事告訴を提出することはできますが、特に刑事告訴については専門的な知識や具体的にどういう証拠が必要で添付すればよいのか、その判断がなかなか難しい面があります。こうした悩みについて、弁護士であれば、アドバイスを受け、手続を一任することができます。
犯罪被害でお悩みの方はお気軽に当事務所までご相談ください。