CASES

解決事例

AV出演契約を解除するとともに、性行為映像公表の停止などを求め、AV制作会社との間で解約合意をした事例

事件の概要 SNS上でアダルトビデオ出演の募集広告を見て応募をし、後日性交行為の撮影が行われたが、出演したことに後悔を感じ、AV作品の公表をやめるようAV制作会社に求めたい
結果 本件出演契約の任意解除条項に基づき本件出演契約の解除、並びに公表又は予防を請求し、これらに必要な措置を講ずるよう求め、解約合意に至った。

解約合意により、AV作品の公表を止めさせた。

事案の概要

ご依頼者は、SNS上でアダルトビデオ出演の募集広告を見て、応募をし、後日AV制作会社との間で性行為映像制作物の出演契約と実際に性交行為の撮影が行われた。

その後、ご依頼者は、出演したことに後悔を感じ、契約の解除とAV作品の公表をやめるようAV制作会社に求めるため、当事務所にご相談に至った。

 

対応と結果

ご依頼者から、応募から契約、撮影までの一連の経緯を聴取したところ、AV新法で制作者側に課せられる契約書等の交付義務及び契約内容の説明義務は果たされていました

当弁護士は、ご相談の時点で、公表から1年が経過していないこと、また当弁護士において公表が確認されなかったことを踏まえて、内容証明郵便にて、本件出演契約の任意解除条項に基づき本件出演契約の解除、並びに公表又は予防を請求し、これらに必要な措置を講ずるよう求めました。

後日、制作会社側との間で、解約合意が交わされ、本件は終了しました。

 

弁護士より一言

AV新法は、アダルトビデオ出演被害の実態に鑑み、出演被害の発生及び拡大の防止を図ることを目的として、令和4年に施行された法律です。

こうしたAV又は風俗トラブルに関するご相談は多く、一般的に、キャスト側であれば本件と同じように契約解除、差止請求といった対応になり、会社側であれば契約書等のリーガルチェックが必要になるでしょう。

特にAV新法では、制作会社側に交付義務等が課せられていますし、これに違反した場合の罰則も規定されています。

AV又は風俗トラブルに関して、キャスト又は会社、双方からの多くのご相談が寄せられています。お気軽に当事務所までご相談ください。

 

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