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解決事例

ビットトレントを用いてアダルトビデオを知らずにアップロードした行為が著作権侵害にあたるとして、プロバイダからの意見照会書に対応した事例

タイミング
  • 意見照会書が届いて数日
事件の概要 ビットトレントを用いてアダルトビデオをダウンロードしたところ、後日、プロバイダから発信者情報開示請求に係る意見照会書が届いた。
結果 当職が代理人として交渉を開始し、解決金として77万円を支払うことで合意

示談交渉により解決金を支払うことで合意

事案の概要

ご依頼者は、ビットトレントを用いてアダルトビデオをダウンロードしていた。しかし、ご依頼者は、ビットトレントシステムがダウンロードをすると、自分が知らない間にアップロードされる仕組みとなっていることを知らなかった。

後日、アダルトビデオ動画の権利者がプロバイダを通じて発信者情報開示請求を行い、ご依頼者のもとにプロバイダから意見照会書が届いた。

突然意見照会書が届き、ご家族に知られたくないお気持ちから、対応に苦慮したご依頼者は、当事務所に相談に至った。

※プライバシー保護のため内容を一部加工しております。

 

対応と結果

当弁護士は、受任後速やかに、意見照会書に記載されたプロバイダの代理人弁護士に受任通知を発送し、交渉を開始したところ、開示請求の対象となったビデオは1つのみであること、また77万円の一括であれば合意に応じられるという回答であった。

ご依頼者に確認したところ、刑事事件化や民事訴訟を提起しないことと引き換えに、解決金として77万円を支払うことで合意をし、ご家族に知られることなく本件は終了した。

 

弁護士より一言

ここ数年、BitTorrentビットトレント)等のファイル共有ソフトを利用して、アダルトビデオやアニメ映像等をダウンロードしていたら、プロバイダから発信者情報開示に係る意見照会書が届き、どう対応したら良いかというご相談が非常に増えてきています。

対応方法は心当たりがあるのであれば示談交渉にて早期解決を図った方がよいでしょう。なぜなら、意見照会書が届いたということは、適正な法手続により、ご自身の情報が開示され、動画権利者から損害賠償を請求される可能性が高まったということになるからです。

トレントの利用に伴って発信者情報に係る意見照会書が届いたときは、慌てることなく、弁護士に相談するのがお勧めです。

 

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