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解決事例

交通事故で被害者から宥恕文言がある示談が成立し、不起訴処分を得た事例

タイミング 起訴前
事件の概要及び罪名 ご依頼者は、東京都内で自動車を運転中、交差点を右折させたところ、前方不注意により横断歩道を渡っていた歩行者に対し入院を要するケガを負わせた。事故直後、一時的にパニックになったものの、すぐに警察への連絡や救急車の手配をした。その後、過失運転致傷罪の容疑で在宅事件となったが、被害者の容態をに確認しながら直接の謝罪を申し入れたところ、被害者代理人からご依頼者も代理人弁護士をつけるよう勧められたため、当事務所にご相談に至った。 ※プライバシー保護のため、内容の一部を加工しています。
結果
  • 不起訴処分

示談成立により不起訴処分

弁護士の対応

本件事故当時の状況など聴取し、直ちに被害者代理人に受任通知を送り、示談交渉を開始しました。

交渉の中で、ご依頼者は本件事故によって被害者にケガを負わせてしまいことに深い反省とお詫びを申し上げ、一日でも早く回復することを切に願っていることをお伝えしました。

こうしたご依頼者の被害者に対する言動が被害者に届いたのか、結果として、示談金30万円の支払い、刑事事件に関しては宥恕する(許す)条項が入った示談締結に至りました。さらに、被害者からは「ご依頼者の誠実な対応と十分な反省を考慮し、不起訴処分を求める」旨の嘆願書のご提出もいただき、ご依頼者は不起訴処分となりました。

 

弁護士から一言

今回は事故直後のご依頼者の対応が被害者からして誠実なものであったことが不起訴処分に向けて大きな意味があったと思います。

交通事故を起こしてしまった場合、パニックになってしまうことが多いのですが、それでも被害者を思いやり、警察への連絡、救急車の手配などその場でできることは誠実に行ったことが不起訴処分という結果につながったのだと思います。

刑事事件の加害者においては、上っ面だけではなく、誠心誠意のある反省と被害者に対するお詫び、こうした観点も不起訴処分を得るためにはとても重要といえます。

 

 

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