被害金1000万円以上のロマンス詐欺について、刑事告訴が受理された事例
事件の概要及び罪名 | ご依頼者は、マッチングアプリで女性と知り合い、女性が風俗店に勤めているが、お金に困っていると言われ、数か月間で約1000万円以上を女性が指定する振込先口座に現金を振り込んだ。その後、ご依頼者は、女性とはLINEで連絡をとれているはいるものの、不審に思い、被害金の回収又は刑事告訴を検討するため、当事務所に相談に至った。 ※プライバシー保護のため、内容の一部を加工しています。 |
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結果 |
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弁護士の対応
典型的なロマンス詐欺被害の事案です。
まずこのようなケースですと、事実上、被害金の回収はほとんど不可能であることが殆どであることをご依頼者にはお伝えし、ご依頼者も納得された上で、それでもやれることは全てやりたいとのご意向で刑事告訴をする方向になりました。
ご依頼者からの犯人とのLINEのやり取りの履歴や振込先口座の情報を元に、直ちに銀行口座を凍結させた上で、早速に刑事告訴の準備を整え、警察ともアポイントをとりました。
警察と面談及び通話にて何度も内容を打合せし、受理に至りました。
弁護士から一言
今回の事案は、典型的なSNS型ロマンス詐欺被害でした。
加害者は、被害者の恋愛感情に乗じて、金銭を要求し、振り込んだ金銭は遅くとも1時間以内などに直ちに他の口座に送金するか引き出しを行い、口座凍結を行っても間に合わないことが多いです。
そのため、被害金の回収は現実的に不可能であって、差し押さえたとしてもとても満足のいく回収とはならないでしょう。
しかし、民事ではそうであっても、刑事であれば詐欺罪が成立し得ますので、どこかしらから尻尾をつかめれば逮捕されることもあり得ますし、逮捕されれば示談にて被害弁済を受けうる可能性はあります。
ロマンス詐欺を始め詐欺被害に遭われ、刑事告訴を行いたい方は当事務所にご依頼ください。
もっとも詐欺罪の立証は困難であることは以前のコラムでもご紹介した通りですので、ご注意ください。
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