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解決事例

準強制性交被害事件の被害者代理人として、加害者との間で示談金1000万円を成立させた事例

タイミング
  • 警察からの被害通告連絡直後
事件の概要及び罪名 ご依頼者は、ネットで知り合った加害者と飲酒を楽しんでいたところ、加害者から睡眠導入剤を混入させた水を飲まされ、昏睡状態に陥ったところ、そのまま加害者から同意なく性行為をされた上、その様子を撮影されていました。同種別件で逮捕された加害者のスマホからご依頼者の動画が発見されたことで、警察からご依頼者に連絡が来て初めて被害を知ったご依頼者は、自分で対応したくないとのことで当事務所に依頼されたく相談に至りました。 ※プライバシー保護のため、内容の一部を加工しています。

示談成立にて解決

1000万円

弁護士の対応

すでに加害者は逮捕されていましたが、行為態様は薬物を使用した悪質極まりないものであり、ご依頼者も断じて許すことができないお気持ちでした。

当弁護士は、ご依頼者の意向を確認しながら、刑事責任を負わせたいのであれば無理に示談に応じる必要がないことや応じなかった場合のその後の流れなどをご説明しながら、ご依頼者が納得できる解決内容を目指しました。

結果的に、示談内容に、加害者を許しはしないが、刑事処分は求めない旨の文言を加えることで、解決金1000万円で示談が成立しました。

 

弁護士から一言

本件は、被害者の代理人として交渉にあたった事案でした。

被害者が自ら示談交渉をするためには、精神的な負担が大きくなる可能性があります。そのような場合は、被害者側も弁護士を依頼することで自身の意向にそった弁護活動をしてもらうことができます。

刑事事件の被害に遭った際は、一人で悩まず、弁護士に相談することをお勧めします。当事務所でも被害者側の代理人として多くの刑事事件を、被害者の方が納得する形で解決に導いてきました。刑事事件の被害に悩まれている方はお気軽に当事務所までご相談ください。

なお、行為当時はまだ刑法が改正される前でしたので、準強制性交罪が適用される事件でしたが、その後刑法が改正され、準強制性交等罪は削除され、強制性交等罪とともに不同意性交等罪に統合されました。

 

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