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解決事例

ネット上の掲示板における誹謗中傷で、相手方からの請求金額を減額した事例

タイミング
  • 慰謝料の請求を受けた後
事件の概要 ネット上の掲示板において、名誉毀損に当たる投稿をしたご依頼者は、被害者の代理人から慰謝料として金300万円の請求を受けたため、その対応について当事務所に相談に至った。 ※プライバシー保護のため、内容の一部を加工しています。
結果 請求金300万円から270万円の減額

減額した金額を支払うことで解決

弁護士の対応

本件は、インターネット上の掲示板で相手方に対し、誹謗中傷の投稿をしてしまった投稿者側(発信者側)の代理人となった事案です。

当初ご依頼者に対しては金300万円の請求がなされていましたが、投稿内容から考えると著しく高額な請求であり、当弁護士が精査・検討したところ、到底その金額のままでは受け入れられるものではありませんでした。

しかし、投稿した事実はご依頼者も認めているところでしたので、争点としては金額面のみであり、減額交渉に入りました。

相手方代理人と何度もやり取りをし、当初の請求金300万円から9割減の30万円に減額することに成功しました。

 

弁護士から一言

近年はインターネット上の誹謗中傷に対する開示請求の件数も加速度的に増加しており、投稿者側からのご相談も増加しています。

実務上、訴訟に至ったとしても裁判所の判決となれば数百万円での解決はかなり高額な部類であり、内容の悪質性等々にもよりますが、個人間の誹謗中傷であれば、慰謝料としての相場は数十万円程度といったところです。本件は、まさに相場に等しい又はそれ以下での解決といえるでしょう。実際に訴訟となれば更に数ヶ月を要しますし、名誉毀損に関しては民事訴訟のみならず刑事事件に発展する可能性もあるため、民事裁判・刑事裁判のリスクを全面的に回避した上で示談にて早期解決することは、被害者のみならず加害者側にも大きなメリットがあります。

今回のように、インターネット上で誹謗中傷をしてしまい、相手方から慰謝料等を請求されている場合は、弁護士に相談しましょう。投稿内容が軽微であったり相手方の過大請求がある場合には大幅に減額できる場合もあります。

 

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