口コミサイトで投稿された内容が虚偽であったため、任意での削除に成功した事例
タイミング |
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事件の概要 | ご依頼者は、美容業界における法人であり、某口コミサイトにて、明らかに真実に反する虚偽の内容の投稿がなされた。これを放置すれば、自社が提供するサービスを利用する一般消費者に対し誤解を生みかねないとして、当該投稿の削除について当事務所での相談に至った。 ※プライバシー保護のため、内容の一部を加工しています。 |
結果 |
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弁護士の対応
問題となっているサイト及び投稿を確認し、ご依頼者から投稿内容の虚偽性を立証する証拠関係及び内容についてもヒアリングしました。その結果、総合的に考慮しても、ご依頼者の社会的評価を毀損するものと判断し、削除請求に関する手続として、任意で求める手続、裁判上の手続、それぞれについてメリット・デメリットを伝えました。
ご依頼者の意向としては、迅速な削除ということでしたので、まずはサイト管理者に対し任意で削除を求めることにし、それに応じない場合は裁判上の手続によらざるを得ない可能性もご説明しました。
早速、サイト管理者に対し、当該内容は虚偽であってご依頼者の社会的評価を毀損するものであるため、速やかな削除するよう請求し、これに応じない場合は民事及び刑事双方の法的手続を進めていく旨を内容証明郵便で通知しました。
内容証明郵便がサイト管理者に到達後、サイト管理者から削除に応じる旨の回答がありましたので、当職及びご依頼者でも当該投稿が削除されていることを確認し、本件は迅速に解決しました。
弁護士から一言
任意での削除には成功したものの、再掲載される可能性はありましたので、サイト管理者との間で、再掲載・再度の名誉毀損行為等に及んだ場合の違約金条項を設けました。これによりご依頼者も再掲載される不安はかなり減ったのではないかと思われます。違約金条項は必ずしも示談書又は合意書に記載しなければいけないものではありませんが、こうした将来的な予防のためにも示談書等に入れることは少なくありません。