ペーパードライバースクールで強引に契約を締結させられた事案
契約を解除し、不当請求をブロック
約20万万円
事案の概要
依頼者は、会社の業務で運転が必要になったために、インターネット上で見つけた非公認のペーパードライバースクールに申し込みをした。
実技教習は相手方個人が所有する乗用車であったが、車内で「運転があまりに下手だから追加の講習が必要だ。内金を今あるだけ払え」ということで強引に契約を締結させられ、ATMからお金を下ろすことを強要されて追加講習代金の一部をその場で支払ったが、更に残金について支払請求をされていた。
依頼者は、相手方氏名をネットで検索したところ、前科がある者であり、恐れおののき当事務所にご依頼された。
※プライバシー保護のため、内容の一部を加工しています。
対応と結果
受任後、相手方の電話番号から弁護士会照会を行い、自宅を特定して内容証明を数回送付したが、すべて受取拒否された。そこで当職から相手方の携帯電話に直接架電し、相手方本人との連絡を試みたが、「その者は不在である」との説明に終止し、会話が出来なかった。
その上で相手方は依頼人の勤務先や自宅を知っていたため、勤務先に何十回も電話を掛けてきて金銭を請求してきたり、自宅にも来る恐れがあったため、依頼人の自宅管轄の警察署に事情を話し、「依頼人の電話番号から警察署に電話をした際には緊急であるのですぐに自宅に臨場していただく」よう警察署と情報共有を行うとともに、勤務先の上司らとも情報共有し、相手方の請求を協力しながらブロックした。
そうしたところ、数カ月間で請求は止み、その後連絡が来ることもなく、無事本件は解決した。