COLUMN
コラム
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債権回収
家賃滞納者を確実に退去させるには?やってはいけないNG行動と正しい法的ステップ
はじめに 借主からの家賃が滞れば、不動産の貸主(オーナー)にとっては重要な問題となります。その期間が長引けば長引くほど、その間の家賃収入は途絶え、ローンを組んでいればローンの返済、建物の維持管理の問題...
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債権回収
財産開示と第三者情報取得、どちらを使うべき?債権回収を成功させる手続き選択のポイント
はじめに 訴訟で勝訴判決を得たのに、債務者から一向に支払われず、債務者の財産がどこにあるかもわからないので、強制執行ができない…。このように債務者の財産が分からずに立ち往生することは実務上珍しくありま...
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風俗トラブル
【AV新法施行から3年】AV出演に誘う新たな手口に注意を!
AV新法(正式名称は性をめぐる個人の尊厳が重んぜられる社会の形成に資するために性行為映像制作物への出演に係る被害の防止を図り及び出演者の救済に資するための出演契約等に関する特則等に関する法律)が令和4...
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インターネット
【画期的判決】LINEオープンチャットの投稿者特定、IPアドレス不要の「新ルート」を開いた東京高裁判決とは
はじめに LINEの「オープンチャット」は匿名で交流できる便利な機能ですが、誹謗中傷の温床となりやすい側面も持っていました。これまで投稿者を特定するには、IPアドレスを経由する時間のかかる手続きが必要...
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刑事事件
なぜ利用されない?日本版司法取引の現状と、特殊詐欺への活用に向けた課題
はじめに 2018年6月に導入された「日本版司法取引制度」。組織犯罪の全容解明の切り札として期待されましたが、運用開始から7年以上が経過した今、その適用事例は、日産自動車の元会長カルロス・ゴーン氏の事...
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債権回収
逃げ得は許さない!債務者の暗号資産(仮想通貨)を差し押さえる方法と最新実務
はじめに 訴訟で勝訴したのに、相手の銀行口座は空っぽ、不動産もない…。しかし、多額の暗号資産(仮想通貨)を保有しているようだ。このような場合、その暗号資産を差し押さえて債権を回収することはできるのでし...
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刑事事件
性犯罪に『連れ去り』が加わると刑罰が格段に重くなる理由
はじめに 先日、交際相手の子を、わいせつ目的をもって、その子を脅して車で連れ去り、実際にわいせつな行為をしたとして、男性が逮捕されたという報道がありました。 この事件では「わいせつ目的略取罪」と「不同...
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インターネット
身元開示後、相手が訴えてこない…いっそ自分から訴えるべき?「債務不存在確認訴訟」のメリットと大きなリスク
はじめに ネットに投稿した内容が原因で、あなたの身元が被害者に開示されてしまった。しかし、そこから何ヶ月経っても相手は訴訟を起こしてこない…。 「一体いつ訴えられるんだ」「このまま時効まで3年間も怯え...
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刑事事件
日本で罪を犯し高飛びした外国人、なぜ連れ戻せない?「代理処罰」の仕組みと限界
前回、日本で罪を犯した外国人が母国へ逃げ帰ってしまった場合の「代理処罰」について概説しました。 今回はさらに深掘りし、「なぜ日本に連れ戻して裁判ができないのか」「代理処罰はどのような犯罪なら要請できる...
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刑事事件
法務省が侮辱罪の事例集を公表!173件の裁判例から見る罰金の相場と処罰の傾向
はじめに 2022年7月の侮辱罪厳罰化以降、どのような言動が処罰の対象となるのか、その動向が注目されていました。先日、法務省の刑事検討会において、厳罰化以降に裁判が確定した173件にも及ぶ「侮辱罪の事...