COLUMN
コラム
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債権回収
債権執行手続の概要(預貯金・給与等の差押え手続)
債権執行は、債務者が有する預貯金や給料といった第三者への債権を差し押さえて換価することで、債権回収を図る手続です。 債権執行の手続は、迅速な債権回収を行えるということで、実務でも多用されますが、一方で...
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刑事事件
侮辱罪の法定刑引上げ
改正契機と内容 近年、インターネット上の悪質な誹謗中傷が社会問題化していることを契機として、侮辱罪の法定刑引き上げに至ったとされています。 具体的には、令和4年6月に成立した刑法改正により、侮辱罪(刑...
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遺産分割・相続
長期間経過後の遺産分割のルール
はじめに 令和5年4月1日から施行の民法改正により、相続開始時から10年経過後した未了の遺産分割については、原則として、法定相続分または指定相続分によって遺産分割することとなりました。施行日前に発生し...
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刑事事件
被害者と加害者にとっての被害届の有する意味
被害届とは?刑事告訴との違い 刑事告訴のコラム(刑事告訴の概要と、告訴を警察に断られた場合の対応)でも触れましたが、被害届とは、単に警察などの捜査機関に対して「このような被害に遭いました」という犯罪被...
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債権回収
財産開示手続の概要と一般的な流れ
財産開示手続とは 金銭債権についての強制執行を実効性のあるものとするため、債務者から財産に関する情報を取得するために制定されたものです(民事執行法196条から203条)。 第三者からの情...
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遺産分割・相続
相続による口座凍結でも、遺産分割前の預貯金払戻し制度があります。
はじめに 口座名義人が死亡すると、銀行等金融機関は、口座名義人が死亡したことを把握した時点で、相続人による不正な引出しなど相続人間のトラブルを未然に防ぐことを主な目的として、その口座を凍結し、そこから...
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遺産分割・相続
遺言の概要と、公正証書遺言があってもトラブルになるケース~内容に納得がいかない時の対処法も
遺言の方式は3種類 遺言の方式については、3種類あります。自筆証書遺言、公正証書遺言、秘密証書遺言の3つです(民法967条)。 自筆証書遺言 自筆証書遺言は、遺言者が、紙に、自ら遺言の内容全文を手書き...
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債権回収
少額訴訟債権執行(少額訴訟で勝訴したあとの、強制執行手続)
少額訴訟債権執行とは 平成16年の民事執行法改正により、簡易裁判所において、債権執行を行うことができる少額訴訟債権執行制度が創設されました。 この制度は、少額訴訟手続(訴額が60万円以下の金銭支払の請...
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債権回収
動産執行の一般的な手続の流れ
動産執行とは 動産執行とは、金銭の支払いを目的とする債権の満足のために、執行官が、執行力を有する判決などの債務名義に基づき、債務者の動産を差し押さえ、これを換価し、債権の満足に充てる手続のことをいいま...
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遺産分割・相続
特別受益と寄与分
典型的な例として、被相続人の配偶者は既に先立って亡くなっており、被相続人の相続人としては長男次男の2人の子供だけである事案で考えてみましょう。 被相続人は生前長男に結婚祝として1000万円を贈与し、次...