COLUMN
コラム
-
刑事事件
加害者から示談の話が…。被害者が注意すべきポイントとは?
刑事事件において、示談交渉は付き物です。 加害者側は、起訴前に示談を成立させて、加害者にとって有利な情状証拠として示談書を捜査機関に提出し、不起訴処分または減刑の方向へするために、示談を申し入れてきま...
-
刑事事件
盗撮に当たる具体的な行為と盗撮行為によって問われる罪とは?
はじめに 一般的に、盗撮とは、改めて定義付けしなくても、なんとなくイメージがつくかと思いますが、被写体となる人の同意を得ずに勝手に撮影をすることをいいます。 撮影罪が新設(令和5年7月に施行)される前...
-
刑事事件
インバウンド犯罪~外国人が日本国内で罪を犯し、帰国した場合はどうなるか?
はじめに 昨今、円安の影響ならびに新型コロナウイルスに対する措置が世界的に緩和されたこともあり、日本に訪れる外国人の数は多くなってきています。 観光地などではオーバーツーリズムが問題とされている市町村...
-
刑事事件
家族が危篤状態でも勾留中の者は来られないのか?~勾留の執行停止という手段
勾留の執行停止とは 刑事手続において、勾留という身体拘束に対して、一時的に停止して身体拘束を解く制度があります。これを勾留の執行停止といいます(刑事訴訟法95条)。 そもそも勾留とは、被疑者が逮捕され...
-
刑事事件
痴漢行為でも不同意性交の罪に問われる?
最近、電車内での痴漢行為で、初犯の痴漢行為に対して、懲役4年の実刑判決が下されました。 これは、従前ではほとんど考えられないほど重い判決であり、去年の刑法改正が影響しています。 令和5年7月の刑法改正...
-
刑事事件
レンタカーや試乗車を乗り逃げするとどうなる?
はじめに 日本版ライドシェアサービスが2024年4月より東京などの一部地域で開始されました。 ライドシェアと似た言葉に、カーシェアリングやレンタカー、試乗車がありますが、これらは目的と所有者の面から違...
-
刑事事件
被疑者は死亡しているのに、書類送検をする必要があるの?
過去の犯罪について、犯人が特定されたものの、「容疑者死亡のまま書類送検」とニュースで聞くことがあります。 被疑者は死亡しているのに、書類送検する意味は何なのか、と疑問に持つ方もいらっしゃるのではないで...
-
刑事事件
自転車の交通違反取締について~改正道交法
道路交通法の改正 令和6年5月17日、改正道路交通法が参院本会議で可決されました。今回の改正の柱といえるのが、自転車の交通違反に反則金を科す、いわゆる青切符の導入です。改正道交法は、2026年(令和8...
-
刑事事件
ホテルで人数を偽って宿泊したら詐欺罪になる?
はじめに 先日、歌舞伎町のホテルで自身が宿泊すると偽り、未成年者2人をそのホテルに宿泊させたとして、宿泊の手続をした者を詐欺の疑いで逮捕したという報道がありました。 今回は、ホテルの不正...
-
刑事事件
ホストと組織犯罪処罰法の「犯罪収益」
以前の報道で、「頂き女子」が逮捕された報道と同時に、「頂き女子」から金銭を受け取ったとしてホストクラブの責任者やホストが、組織犯罪処罰法で逮捕されたという報道がありました。 組織犯罪処罰法は、聞き慣れ...