COLUMN
コラム
-
刑事事件
刑事手続がIT化へ~電子令状などを盛り込んだ改正刑事訴訟法が成立
はじめに 令和7年5月16日、刑事訴訟法の一部を改正する法律案が参議院で可決され、改正刑事訴訟法が成立しました。これまで紙ベースで行われていた刑事手続を電子(IT)化しようとするものです。具体的にどう...
-
刑事事件
警察から電話がかかってきた~考えられる理由と対応方法
ある日、自分の携帯電話に末尾「0110」の電話番号から不在着信がありました(基本的に日本の警察署の電話番号は末尾4桁が「0110」(110番)ですが、大阪府警は電話番号の末尾4桁が「1234」です。)...
-
刑事事件
同じようで違う?-傷害罪と暴行罪の違い
はじめに 傷害罪と暴行罪は一般の方からすると、その違いがわかりにくいと思われるかもしれません。 例えば、相手と最初は口喧嘩していて、次第に互いにヒートアップし、ケンカ相手に殴る蹴る、胸倉をつかむ、突き...
-
刑事事件
ディープフェイクポルノで問われる法的責任
はじめに 日進月歩の勢いで、AI技術は発展を遂げていますが、社会に役立つ利用が望まれます。しかし、特にここ最近では、AI技術を悪用し、まるで本人が被写体となって撮影されたかのように見せかけるわいせつ画...
-
刑事事件
カスハラ防止条例違反によって問われる罰則とは?
令和7年4月1日、客からの迷惑行為などのいわゆるカスタマーハラスメント(通称カスハラ)を防ぐ条例が、東京都などで全国で初めて施行されました。 特に東京都では、対象となる業種等を限定せずに制定され、基本...
-
刑事事件
盗撮犯を現行犯逮捕する難しさと対応方法
盗撮は、公共の場やプライバシーが侵害される可能性が高い場所で頻繁に起こる犯罪ですが、その現行犯逮捕は容易ではありません。 では、なぜ盗撮の現行犯逮捕が難しいのか、そこには様々な理由がありますので、今回...
-
刑事事件
盗撮被害の証拠がなくても警察に相談すべき理由
盗撮被害を受けた可能性がある場合、多くの人が 「証拠がないから無理かもしれない」 「大げさに思われるかもしれない」 と考え、警察への相談を躊躇ってしまいます。 しかし、盗撮...
-
刑事事件
刑事事件を円満解決へと導く示談の重要性と必要性
刑事事件において、加害者と被害者の間で示談(じだん)が成立することは、事件の進展やその後の処理に大きな影響を及ぼします。示談は法律的に必須ではありませんが、特に被害者の感情や加害者の処遇に関わる重要な...
-
刑事事件
刑事事件で後悔しないために:逮捕時の対応と弁護士の重要性
はじめに 突然、警察に逮捕されるという状況は、誰にとっても想定外の出来事です。 しかし、その瞬間こそが自分の権利を守るために最も重要なタイミングであり、冷静な対応が求められます。 当然のことながら、逮...
-
刑事事件
取調べ可視化の現状と今後の課題
はじめに 日本の刑事手続における取調べ可視化(録画・録音の導入)は、冤罪防止や違法な取調べの排除、被疑者の人権保護といった観点から大きく注目されてきました。特に平成28年の刑事訴訟法改正を契機として、...